12月19日礼拝説教概要
2010/12/25(Sat)
「上から降りてこられたキリスト」 フィリピの信徒への手紙2章6~11節


 神の御子が天からこの世に人となって降りて来られたクリスマスを一言でいうなら、歴史上の最大の奇跡です。主イエスは神であるにも関わらず、飼い葉桶でお生まれになりましたが、飼い葉桶は貧しさ・低さ・惨めさを表し、キリストが歩まれたへりくだりの御生涯の象徴です。「人間の姿で現れ、へりくだって、死に至るまで、それも十字架の死に至るまで従順でした」(8節)。このように御自身を無にしてこの世に来られたのは全人類が罪を告白し救われて、神を称える為でした(11節)。

 心に痛みを覚えた時・病を抱えた時、廻りの方の助言や慰めに素直に感謝したいと思いながらも、心の片隅には私の痛みが本当にわかるのか、と問うてしまいます。実の所、自分が経験した事のない他人の痛みは理解できません。誰にも理解して貰えない苦しみ・悲しみ・痛み・罪を我が事としてその身に引き受ける為に、身を挺して飼い葉桶にお生まれになりました。「あらゆる点において、私達と同様に試練に遭われたのです。」(ヘブライ4:15~16)とありますように、あらゆる苦しみを通られ、十字架に架けられて陰府に迄降ったお方ですから、私達は主イエスの慰め、励まし、戒めのお言葉は真実だと信じ感謝して受け取り、罪の告白ができ救われるのです。

 「私は降って行き、エジプト人の手から彼らを救い出し・・彼らを導き上る。」(出3:8)と、主イエスは降りっぱなしではなく復活の後、天に昇られました。私達を天に導いて頂く為に罪人と共に洗礼を受けられ、虐げられている人々と共に食事をし、孤独と病に闘っている人へ恵みの手を伸ばされた人生でした。罪から救われて輝く天の御国へと引き上げてくださる為です。主イエスの光は御自身を照らす為ではなく、全人類を照らす為で、そのご生涯は黒子に徹っせられました。今も低い所に立ち、下で受け止めてくださりながら私達を輝かせて天に引き上げてくださっているイエス・キリストの恵みに今一度感謝を献げましょう。
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