2017 / 05
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使徒言行録13 章13~23節

佐々木良子牧師

 いよいよ本格的に伝道が世界宣教へと、第一次伝道旅行に出発したバルナバとパウロの一行は、現在のトルコへと向かおうとしていた時の出来事です。聖霊によって導かれた彼らたちでしたが、早々に様々な困難に直面しました。まず助手であるヨハネと呼ばれた人物が、そのチームから離脱してエルサレムへ戻ってしまったのです(13節)。

 諸説によりますと、これまでリーダーはヨハネのいとこであるバルナバでしたが、この時点でパウロに交代したことでついていけなくなったとか、トルコへの伝道にしり込みした、ホームシックにかかった等、とるに足らないような理由のように見えますが、このことが原因となってこの後第二次伝道旅行に出かける際、パウロとバルナバが既に離脱したヨハネを連れていくかどうかで大激論となり、この二人が袂を分かつことになってしまったのです。そのことを見ますとヨハネの離脱は大きな出来事でした。しかし、そのような状況の中で一行はピシディア州のアンテオキアに到着しました(2節)。この道のりは2千メートル級の山々が連なり、山賊たちも潜んでいるという極めて危険な道だったのです。「…川の難、盗賊の難・・・骨折ってしばしば眠らずに過ごし・・・寒さに凍え、裸でいたこともありました。」(Ⅱコリント11:26~27)と記されている如くです。神の救いの言葉はこのような状況で伝えられていったのです。

 人間側がどのような状況であっても、この後のパウロが語った説教を見ますと、神の御業は着々と進められていくこと、神の約束は果たされること等が分かります。彼の説教は旧約時代のアブラハムの神の選びから始まり、神がイスラエルの民を養い導かれたエジプト脱出の出来事・・・2000年間のイスラエルの歴史の結果、ダビデの子孫から救い主イエス・キリストを送ってくださったことなど神の恵みの歴史が鮮やかに示されています(16~23節)。

 「人は皆、草の花のようで、その華やかさはすべて、草の花のようだ。草は枯れ、花は散る。しかし、主の言葉は永遠に変わることがない。」(Ⅰペトロ1:24~25)人の歴史は旧約の時代から罪と不信心の繰り返しですが、キリストの救いへと導いてくださる神の愛は決して変わることなく貫かれています。現在も神のお約束は微動だにせず、ご計画は進んでいます。ですから希望と確信をもって私たちも福音を述べ伝えることができるのです。
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小松川教会HP委員会

Author:小松川教会HP委員会

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