2017 / 04
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ルカによる福音書21章7~19節

澤田直子師

 ルカの福音書21章のほとんどは「終わりの日」について語られています。弟子たちも民衆もエルサレム神殿が崩れるのは世の終わりの時だと信じ込んでいました。しかし、エルサレム神殿はソロモン、ゼルバベル、ヘロデと3回建てられたものです。イエス様と弟子たちが今語らっている神殿も、紀元66~67年にはローマ軍に徹底的に破壊されました。

 イエス様が言われた「世の終わりの徴」を読むと、現代に生きる私たちも、これは世の終わりは近いのではないかという気持ちになります。しかしイエス様ははっきりと「すぐには来ない」と言われます。イエス様が弟子たちに教えておきたかったのは、これから「世の終わりではないか」と思うような苦難が来るが、備えは十分になされているのだから大丈夫、ということだったのではないでしょうか。

 天変地異や戦争は恐ろしいものですが、それが必ず世界を、人を破壊して滅亡させるかというと、そうではない。世の終わりの話を、息を詰めて聞いていた弟子たちは、イエス様が捕らえられた時我先に逃げてしまいました。この事実が教えてくれるのは、本物の試練は外側からは来ないという事です。これに対して、私たちの内側、意志や心を揺さぶるのが、真に恐れなければならない試練なのです。イエス様は迫害を 『あなたがたにとって証しをする機会となる』 チャンスである、と言われました。弟子たちはチャンスを捨てて逃げますが、復活のイエス様は再び弟子たちの真ん中に立って、チャンスは一度きりではないことを教えてくださいました。

 『あなたがたの髪の毛一本も決してなくならない』 とは、文字通りの意味ではなく、霊的に滅びるものは何一つないという事でしょう。イエス様は、捕らえられ、裁判にかけられ、叩かれ嘲られながら、何も言わず静かに立っておられました。それは戦いでした。十字架に死んで全ての人の罪を贖うために、イエス様はご自分のためには一切の力を使わず、意志の力を振り絞って忍耐して、ついには命を勝ち取られました。私たちも忍耐によって命を勝ち取りましょう。
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小松川教会HP委員会

Author:小松川教会HP委員会

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澤田武主任牧師

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